日本交通株式会社

労働時間可視化で意識改革。
法令順守の徹底につながった。

日本交通株式会社

会社URL
http://www.nihon-kotsu.co.jp/
担当者名
鷲 幸男 人事労務部 部長
  • 1001名以上
  • 運輸・交通
ジョブカン勤怠管理
サービス詳細資料
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日本交通は、95年の伝統をもつ、タクシー、ハイヤー業界売上高No.1のリーディングカンパニーです。

課題

  • ドライバー以外の職員の勤怠管理が適切でなかった
  • 法令を遵守できるシステムが必要だった

決め手

  • PC・ICカード・スマホなど豊富な打刻方法
  • 労働基準監督署から指摘された要件を満たしていたこと

効果

  • 残業時間が減少した
  • データに基づいて増員などの対策が取れるようになった

まずは御社の働き方について教えてください。タクシー業界特有のご事情はおありですか?

弊社の従業員は6000人ほどですが、そのうち5000人近くはドライバーです。ドライバー以外には、営業所の運行管理をしている職員と、本社組織である総務人事、営業企画などバックオフィス系のメンバーがいます。

ドライバーは、15時頃出社し翌日11時ごろまで勤務。次の勤務はその翌日の15時からという隔日勤務が主流となっています。

従業員のうち約90%を占めるドライバーに関しては「旅客運送法」という法律の定めがあるため、国土交通省の指導に従った時間管理を行っています。一方、ドライバー以外の運行管理者および事務職員、整備職員は紙の出勤簿で管理していました。

労基署の臨検においても、乗務員の勤怠管理が中心で、職員の時間管理について指摘されることがありませんでした。

導入前の課題について教えてください。

先ほどもご説明した通り、ドライバーに関しては法律をクリアするための社内システムがあり、勤怠管理は適切に行っていました。

一方、職員の勤務時間管理が適切にされていなかったことは大きな課題でした。

私が2017年に入社し問題提起したこと、労働基準監督署の臨検でも職員の勤怠時間管理について指摘されたことで、システムを用いた勤怠管理を行うこととしました。

導入時の検討状況はいかがでしたか?

導入時には2・3社比較はしました。別の関連会社の部署でジョブカンを使っていたので、そこが決め手になった感じですね。

打刻の仕方がPC・スマホ・Suicaと当時からいろんな方法が用意されていたので、そういう面でも良かったかなと思います。

もちろん、法律面・コンプライアンスも重要でした。労働基準監督署から指摘された整備要件を満たしていることですね。

導入時に苦労された点などはありますか?

当時、職員はシステムを使った勤怠打刻そのものに慣れていない状況でした。ですが、ジョブカンの使い勝手が良かったので自然と使うことができたと思います。高齢の方は少し心配していましたが、特に使いづらいといった声もなかったですね。

導入後の運用方法を教えてください。

先ほどご説明した通り、ドライバー以外の職員のみジョブカンで労務管理をしています。

基本はPC打刻ですが、外出先から勤怠を入力することも結構あるのでそういう時はモバイル打刻をしています。さらにPCやスマホを使えない事業所ではICカード打刻といったかたちで使い分けていますね。

導入によってどんな効果がありましたか?

一番大きいのは意識改革の部分ですね。ジョブカンを使ったことで、各スタッフの残業時間が可視化され、職員と上長が労働時間を意識して働くようになったことです。それに伴い残業時間管理や休暇の届出が徹底されるようになりました。
残業抑制効果もあると思います。ジョブカン導入前は45時間を超える従業員が多かったのですが、現在は平均残業時間が20時間程度と大幅に減少しました。やはり正確な数字が把握できると問題意識が出てきますね。以前から人手不足は肌感覚としてはあったのですが、実際に数字に出るようになって、職員を増員する方向になりました。新卒採用が軌道に乗ることで若い職員が増え、運行管理者として営業所を守るといった良い循環もできています。

法改正についてもお伺いしたいと思います。業界全体の課題となっている2024年問題についてはいかがですか?

時間外労働の上限規制の問題ですね。こちらは職員ではなく、主にドライバーの問題となります。

タクシードライバーは現状でも上限規制に抵触するほど残業している方はいないので、あまり問題にならないと思います。

問題はハイヤーのドライバーですね。待機時間が長いため、必然的に勤務時間も長くなりがちです。

こちらについては賃金体系を変更するなどして、対策に取り組んでいます。

アルコールチェックの義務化についてはいかがですか?

ドライバーは全員が毎日アルコールチェックをやっているため、義務化による影響は特にありません。出退勤時にアルコールチェックをしていて、そのデータを元に出勤を管理しています。アルコールチェックが出退勤打刻を兼ねているイメージですね。当社は既に基幹システムと連動していますが、ジョブカンがアルコールチェックと連動すれば喜ばれるのではないかと思います。ニーズはあると思いますね。

本日は貴重なお話ありがとうございました!

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